シロクマ溺死相次ぐ 温暖化→北極の氷解け“漂流” [環境関連]
シロクマ溺死相次ぐ 温暖化→北極の氷解け“漂流”
産経新聞 8月13日(土)15時20分配信
【ニューヨーク=黒沢潤】地球温暖化の影響で夏の時期に北極海の氷が解けたために、シロクマが別の氷に移動する際に長距離の泳ぎを強いられて、子グマたちが途中で相次いで溺れ死んでいることが明らかになった。
自然保護団体WWFが2004~09年の6年間、68頭のシロクマの首にGPS(衛星利用測位システム)を装着して動向を調査した。その結果、20頭のシロクマが期間中、50回にわたって長距離の泳ぎを強いられていた。1回につき最長で12・7日、距離にして実に約680キロだったという。
母グマと一緒にこうした長距離の泳ぎを強いられた11頭の子グマのうち、45%にあたる5頭が途中で死んだ。長距離でない数十キロ程度の移動の場合の死ぬ確率は18%だった。
WWFの調査担当者は「シロクマは人間と同じで、荒い波の状況下で鼻からの呼吸を(長時間)完全に止めることはできない。子グマたちが生き抜くのはかなり大変だ」と指摘。子グマは母グマに比べて体脂肪が少なく、冷たい海中で長時間泳げず、命を落としやすいという。
ヘリコプターの上空から撮影しているビデオで、シロクマが氷の少ない海を延々と泳いでいる場面を以前に見たことがあるのですが、やはり心配していたことが起こっているようです。
北極海の氷の消失と共に、シロクマは絶滅していくかもしれません。しかも、これは序の口で気候激変と共に、多くの生物種が絶滅していくかもしれません。
産経新聞 8月13日(土)15時20分配信
【ニューヨーク=黒沢潤】地球温暖化の影響で夏の時期に北極海の氷が解けたために、シロクマが別の氷に移動する際に長距離の泳ぎを強いられて、子グマたちが途中で相次いで溺れ死んでいることが明らかになった。
自然保護団体WWFが2004~09年の6年間、68頭のシロクマの首にGPS(衛星利用測位システム)を装着して動向を調査した。その結果、20頭のシロクマが期間中、50回にわたって長距離の泳ぎを強いられていた。1回につき最長で12・7日、距離にして実に約680キロだったという。
母グマと一緒にこうした長距離の泳ぎを強いられた11頭の子グマのうち、45%にあたる5頭が途中で死んだ。長距離でない数十キロ程度の移動の場合の死ぬ確率は18%だった。
WWFの調査担当者は「シロクマは人間と同じで、荒い波の状況下で鼻からの呼吸を(長時間)完全に止めることはできない。子グマたちが生き抜くのはかなり大変だ」と指摘。子グマは母グマに比べて体脂肪が少なく、冷たい海中で長時間泳げず、命を落としやすいという。
ヘリコプターの上空から撮影しているビデオで、シロクマが氷の少ない海を延々と泳いでいる場面を以前に見たことがあるのですが、やはり心配していたことが起こっているようです。
北極海の氷の消失と共に、シロクマは絶滅していくかもしれません。しかも、これは序の口で気候激変と共に、多くの生物種が絶滅していくかもしれません。
コメント 0