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2036年から来た、未来人ジョン・タイター(2) [未来への手がかり]

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奥の黒い長方体の装置がジョン・タイターのタイムマシンだそうです。少し、アナログチックで2036年の装置には見えないのですが、それ以外に写っているものは現代以前のものです。230kgあるみたいです。





今回はタイムトラベルに関する掲示板上でのやりとりを紹介したいと思います。タイムマシンの操作手順、運転中の様子に関することです。



(質問者)タイムトラベルについて説明してもらえますか?


(ジョン・タイター)
目的地の座標をコンピュータに入力した後、装置が立ち上がるのに少し時間がかかります。アラームが鳴り小さなライトが点いて、カウントダウンが始まります。この時点で、乗組員はシートに体を固定しておかなければなりません。

 装置により重力場が生じ、乗組員も急速に巻き込まれていきます。エレベーターが高速で上昇するときのように、装置にぐいと引っ張られる感じです。この感覚はどんどん強まっていきますが、どこまで強くなるかはパワー設定によります。パワー全開の場合、万有引力定数は2G、装置に近ければそれ以上にもなります。深刻な副作用はありませんが、私はフライト前にものを食べないようにしています。

明るい閃光は見えません。そとからは、光が周囲で屈折し、それと同時に乗り物が加速していくように見えます。このとき紫外線光が瞬時に炸裂する為、サングラスをかけるか目を閉じるかしなければなりません。

 私の個人的な意見ですが、虹の下を走っているように見えると思います。その後、色が消えて黒くなり、装置をオフにするまで、真っ暗な状態が続きます。マシンの外側はかなりの熱が生じるので、窓は閉めておかねばなりません。また、重力場によりマシンの周囲に小さなエアポケットができます。圧縮空気を持ってきていない場合、これが唯一の酸素の供給源となります。

 このエアポケットは短時間しか持ちませんが、危険なレベルになれば二酸化炭素センサーが知らせてくれます。C204型の装置は1回のタイムトラベルが50~60年の範囲なら正確に動作し、パワー全開の場合約10年間を1時間で移動します。

 装置の動作中やパワーが変化するとき、あるいいは装置がオフになるとき、かすかな機械音がします。静電気のパチパチという音はかなり大きく聞こえます。



(質問者)別の世界線の自分に会うことはできますか?会ったらどうなりますか?


(ジョン・タイター)
時空は、ありとあらゆる量子状態から成り立っています。エヴェレット・ホイーラー・モデル(パラレルワールドと似た考えです。)は正しいのです。私は異なる世界線で自分自身に2回会っています。最初はトレーニングミッション中、そして2回目は今です。
 私は1998年生まれですから、この世界線におけるもう一人の「私」は2歳です。



(質問者) あなたの世界線とこの世界線の違いはどのようなものですか?


(ジョン・タイター)
 そもそも、私がここにいるという事実により違いが生じます。また、ニュースの出来事などのちょっとしたことで、少し違っている場合があることに気づきました。

この世界線と私の世界線との時間的な誤差は1~2%だと思います。もちろん、私がここに長く留まれば留まるほど、私から見てそのズレは大きくなります。



(質問者) 元のところ(ジョン・タイターの故郷である2036年)へ戻ることはできますか?


(ジョン・タイター)
 できます。



(質問者) そのタイムマシンでタイムトラベルを思いのままに操れるのですか?


(ジョン・タイター)
 操ることはできます。しかし、重力歪曲装置には操作上の限界があります。時間の通路は円錐状になっていると考えてください。円錐の中心から離れれば離れるほど、世界線の違いが大きくなっていくのです。

C204型の場合は約60年の時点で「逸脱」し始めます。つまり60年移動後は信頼性が急速に下がり、世界線の誤差が、大きくなるということです。別の言い方するなら、キリストに会いたくて2000年さかのぼっても、キリストに誕生しない世界線にたどり着く可能性がかなりある、ということになります。

 コンピュータと重力センサーはタイムトラベルの「記録をとる」ので、出発した時点に戻ることができます。今まで以上に正確な時計を持つ、より高速な装置の研究が進められているそうです。それを用いれば、誤差の信頼性を高めてさらに遠い過去までさかのぼれるようになるのではと思います。




どうも、ジョン・タイター自身が2000年前後にタイムスリップしてきたことで、彼が知っている2036年までの歴史と、我々の現代では、すでにズレが生じてしまっているようです。その部分は後々紹介していく予定ですが、タイムトラベル中の様子はジョン・タイターの回答通りです。まだ紹介しきれてない部分もあるので、次回に回したいと思います。



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2036年から来た、未来人ジョン・タイター [未来への手がかり]

引越し業者がトラックから家具を運び出すところを見ながら、これを書いています。トラックは新居前の私道の真ん中あたりに停車しています。大型の家具が出てきました。カウチ、リビングルームの様子、食器の箱。この前引越ししたときのことを思い出します。1999年に2000年問題を避ける為に引越ししたときです。でもそれはフロリダでの話、別世界のことのようです。
 当時は、もっと平凡な生活をおくっていたつもりでした。夫は新しい仕事につき、私達は湖畔の小さな家に住み、息子は生まれたばかり。初めて2000年問題のことをきいたのは、静かな日曜日の夜、ニュースを見ていたときです。でも1998年4月27日まで、2000年問題などほとんど気にしていませんでした。
ジョン・タイターに会った日までは。彼はまず電話をしてきて、それから私たちの家の玄関のドアをノックしました。戸口に立っていたのは、未来から来たと称する男性でした。いえ、単なる「男性」ではありません。38歳になった私の息子、2036年からやってきたタイムトラベラーだと言うのです。 その日から2001年3月まで、ジョン・タイターは私達の家に滞在しました。彼の話では、1975年に夫の父親に対して、私達に2000年問題の備えをさせると約束したそうです。2000年1月1日、世界はジョンが言ったように終わることはありませんでした。不思議なことにジョンは驚きは見せませんでしたが、深い悲しみに襲われた様子で、これが彼の重荷になったようでした。
 ジョンは、自分の正体とここへ来た理由をインターネットに書き込むことにしました。なぜそんなことをしたのか、私にはいまだにわかりません。彼がネットに登場している間中、私は彼が単にインターネットにアクセスする以上の何かを始めよう、あるいは終わらせようとしているのでは、と感じていました。ジョンが何らかのメッセージを伝えようとしていたのであれば、本書がその目的を果たす一助になればと思います。でも私と夫、そして幼い息子にとっては、これはもう済んだ話なのです。

2003年、ジョン・タイターの母



ジョン・タイターの弁護士の話

2003年1月。若い夫婦が5歳になる息子を連れて、ネブラスカ州にある私の法律事務所に現われました。2人は、自分達は未来から来たタイムトラベラー、ジョン・タイターの両親だと名乗りました。これについて私の判断は差し控えてきたのですが、彼らの話や彼らが示した証拠にはかなりの説得力がありました。私は彼らから、タイムマシンを使って2036年から1975年へ、その後、1998年へとやってきて2人に会いに来た男の話をききました。
 この男は大人になった息子だと名乗り、彼らの家で3年近くを過ごしました。2000年、彼は父親のパソコンを借りて自分の正体とここへ来た理由をインターネットに書き込み始めました。彼がなぜ書き込み始めたのかは、未だに明らかになっていません。本書は、彼がネット上に残したそうした書き込みをまとめたものです。最初に書き込みを行ったのは2000年11月、大統領選挙の直前でした。5ヶ月近くにわたってネット上で人々と話し合ったあと、彼は現代を去り、2036年へともどっていきました。
 両親は私の元を訪れ、写真や書類、メモ、彼の書き込み原稿のコピーなどを差し出しました。2人はこの話にけりをつけることを望んでいました。私には説明できない理由でかれらはフロリダを離れ、2036年から来た息子だと称するこの男とのかかわりを絶ちたがっていました。
 今でも、ジョン・タイター自身の書き込みはネット上で読むことができます。ジョン・タイターを話題にしているウェブサイトは多数存在しますし、彼と話し合った人々もまだネット上にいます。書き込みを収集してまとめるのに手を貸してくださった多くのウェブサイトには深く感謝の意を表したいと思います。





上記の話はにわかには信じがたい、SFのような話ですが、2000年前後にそういう経緯があったのは事実です。おいおい紹介していこうと思いますが、ジョン・タイターと名乗る男とネット上の掲示板でやり取りした人間との会話の跡は今でも英語で残されています。そこにはタイムマシンの仕組みや原理、未来の様子や時間と空間の概念などが語られています。内容が膨大なので、一度にまとめるのは困難ですが、興味深い内容は次回に紹介したいと思います。日本語版の本も刊行されているので興味ある方はどうぞ。



簡単に重要点をちょっと紹介すると…

タイムマシンの基礎研究は「CERN 欧州原子核研究機構」が行った。
(この研究機関は現在ありますね、実験室内でブラックホールを生成する実験を行うと発表して物議をかもしたことは有名です。先日は大型な加速器内で陽子同士を衝突させる(だったかな?)実験で成功しています。)

ジョン・タイターが未来からやってくるのに使用したタイムマシンは、米ゼネラル・エレクトリック社が製造した、C204型マイムマシン。

2036年ではタイムマシンは重力歪曲装置とも呼ばれている。
(どうも、ミクロ特異点を生成させるのが主原理のようで、言い換えれば、装置内で非常に小さいブラックホールを発生させて、重力を操ることにより、タイムトラベルが可能になるらしいです。)


これらの話をインチキ、嘘と思われる方も多数いらっしゃると思います。実際、向こうの掲示板でもジョン・タイターをペテン師と書き込む人間も大勢いて、それに反論するジョン・タイター自身の膨大な書き込みも多数あります。当方は信じる、信じないはこれを読まれる方にお任せしますが、ひとつ言えることは、人を騙そうとして、あれだけ膨大な量の会話はなかなかできるものではないと言う事です。
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じいちゃんの予言(某掲示板より) [未来への手がかり]

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上記画像は某掲示板からのキャプチャしたものですが、注目点は880番の書き込みです。昨日、今日の書き込みなら、誰かの創作で何でもないのですが、見るも脅威なのは、その書き込み日時と内容です。
日時は今年の2月20日、例の大震災が起きる3週間ほど前です。
この書き込み日時だけは、操作することができないので、その日時に書き込まれたことを証明しています。
この書き込みした本人ですが、掲示板のログを確認すると、どうも書き込み本人の山梨に住む祖父が予言していたらしいのです。他の方のブログでも、一部で静かに話題になっていました。


2011年の内容を見るとすべて正確に的中しています。
九州の火山とは新燃岳の噴火のこと。

気になるのはこれから起こるとされていることですが、
2012年でいう戦争とは中東や北アフリカなどでの紛争を指しているのかもですね。

2013年は地球温暖化、海面上昇で侵食され水没する世界中の海岸のことかもしれません。

2014年の小惑星ですが、無名のある不思議な未来の夢を見るという人が、小惑星の公転軌道が木星の公転軌道とクロスする為、地球から見て巨大な木星が死角になって(木星の裏側より飛来)発見が遅れ、それが突然確認されるため、パニックになる夢を見たそうですが、もしかするとそれのことかもしれません


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パラレルワールドのあるシナリオ [未来への手がかり]

プロテスタント牧師ヘンリー・グルーパーのコメント


1986年12月14日、私は北ウェールズのケナービンという町を歩いておりました。ここにある一二世紀に建てられた古いお城でチャールズ王子がプリンス・オブ・ウェールズとして載冠されました。通常、私はある町を歩くときは、もしその町が河で境になっていれば、先ずその河の水に第一歩をつけてから街を上がって行き、その街並を決まった順序で歩くことによって街の反対側の境界線まですみずみ歩くようにしています。この街の場合は海のほとり、湾に面していましたのでその海辺の水辺に一歩足をつけて出発しようとしていました。

ところが主(イエス・キリストのこと)は湾に下るのではなくその街の一番高いお城のタワーに登れと言われました。イーグル・タワーと呼ばれるその塔に上って北の方角、グリーンランド、アイスランドの方を見ていると、突然、幻の中に引き込まれ、私は宇宙飛行士のように天に昇って行きました。そして上空から見たのは、巨大な艦隊がロシアのムルマンスクと言う港(フィンランド近くの北極海に面した港)からどんどん出て行く光景でした。これほどおびただしい巨大な軍隊を私は今まで見たことがありませんでした。その軍事基地からは果てしなく艦隊が出て来るのでした。

次に、私はこれは大変なことだと思いながらアメリカの方を見ました。東海岸を見ると、そこには海岸線に沿って一列になって潜水艦がそれこそ砂浜に届きそうな程近くまで接近し、水面下に侍機しているのが見えました。そして今度は、アメリカ全体にラジオ・タワ-が地から出て来て、丁度放送されている電波が点線で動くように見えました。とっさに私は非常警報が鳴らされていると思いました。するとその点線の電波が突然まるでほこりのように地に落ちたので、私は「大変だ、警報が人々に届かない、敵に侵略されようとしているのに誰も知らないでいる」と思ったのでした。

するとニューョーク州の北に位置する潜水艦からミサイルが発射され、ニューョークの街が一瞬にして煙と共になくなってしまいました。続いてミサイルが次々と発射され東海岸の主な都市は消えてしまい

ました。私の家族は当時はポートランドに住んでいたので西海岸はどうなっているのかと思って見ると、ニューョークに起こったと同じ様な大爆発がシアトルに起こり、次にサンフランシスコ、ロスアン
ジェルス、サンディェゴが爆破されるのが見えました。私はイーグル・タワーにもどり、幻は終わりました。しかし、すぐ下に見えるケナービンの街に目を移すと、今にも警戒警報のサイレンが鳴ると信じ
ていました。しかし、鳴らないので恐らく人々は知らないからだと思いましたが、これが今、現実に起こっているのではないことに確信が持てるようになるまでに時間がかかりました。そして天の父に次のように語りかけました。「お父様、この事が今、起こっていないのなら、それが起こる時にはどんな兆侯があらわれるでしょうか」すると主は、「ロシアが門戸を開いて、よその国に出たい人を大量に出す時は、自由世界はその移民を運んだり、受け入れる家を建てたり面倒を見るのに忙しく、武装を減らし、この世は平和だ、安全だと言っているとき、その様な時に起こる」と答えて下さいました。





特に解説の必要はないのですが、プロテスタント牧師ヘンリー・グルーパーが来日し、とある講演会で語ったことだそうです。
これとよく似たこと、それを裏付けるかのような共通した内容を複数の特異能力者が語っています。いずれ紹介できれば、と思いますが。

ただ、ジョンタイターが言っていたように未来はちょっとしたことでズレを起こしていくので、パラレルワールドのひとつになるかもですが。ただ、上記の神話が伝説になったときは、日本は対岸の火事では済みません。

色々書いてはいきたいですが、ちょっと最近忙しいので、申し訳ないです。


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ハーケンクロイツの日 [未来への手がかり]

以下の文章は、1939年1月25日______あのナチスドイツのヒトラーが、側近に語った言葉です。
あえて、解説はしませんが、ヒトラーは"あいつ"と呼ぶ、何らかの存在からきいたことを、第二次大戦前に多数の側近の前によく語ったそうです。その内容の精度は各自で判断してください。





「たとえ戦争も災害もなくても、人間は21世紀、空気と水と食物の汚染だけで衰えていく。いや、その前に、肉食とアルコールとタバコでも衰える。だから私は肉も食べないし、酒もタバコもやらない(これは事実そうだった)。こうすれば、汚染で破滅する者よりは保つのだ。」

「また人間はそのうち、外科手術で内臓をスゲ換えて、他人の心臓やブタの腎臓やサルの肝臓をつけてまでも生き延びるようになる。最後は特別な光線の手術機械を使って、脳ミソまで他人のと入れ換える。つまり、すっかり別人になってしまうのだ……」



「未来の社会はどんな様相を見せるだろうか。同志諸君、申し上げよう。

まず闘争によって選りぬかれた貴族階級が現われる。新しい中産階級、無知な大衆、新しい奴隷、仕えるものの集団、『永遠の未成年者集団』があろう。そしてこれらすべての上に、さらに新しい貴族がある。特別の指導的人物である。

このように、支配をめぐる闘争によって、国の内外に新しい身分が成立する。しかも東方が巨大な実験の場になる……そこに新しいヨーロッパの社会秩序が生まれるのだ」(ラウシュニングに語った言葉)


この正確な意味はラウシュニングにはわからなかった。彼とともに聞いていた他のナチ幹部たちも、貴族とか、新しい奴隷とか、東方とか未成年者とか……わかったようで、本当の意味はつかめなかった。


で、数日後、やはり総統ブレーンの1人だったハンス・フランクが、ヒトラーみずから上の予言を解説してくれるように、おそるおそる頼んでみた。

このハンス・フランクというのは、ヒトラーの若いころからの弁護士で、信任が篤く、東ヨーロッパの占領地域の管理を任されたほどの腕ききのナチス幹部である。そのせいか、ヒトラーはうるさがらず、機嫌よく求めに応じて答えた。だんだん明らかになっていく彼の魔性の予知の、何合目かまでの真実を。


「よろしい、では解説してやろうハンス。私が言った未来に現われる『永遠の未成年者集団』というのは、もちろん、死ぬまで大人になりきれない人間たち、ということだ。

そんなことは、厳しい正常な社会ではありえない。だからそうなる背景には、甘やかされた異常な社会が当然ある。その中で、同じように大人になりきれない親に、愛玩動物のように育てられるため、子どもも成人しても真の大人になれないのだ。」


「しかしハンス、じつはそれだけじゃない。私が本当に言いたかったのは、そのことではない。

未来社会には、そういう『永遠の未成年者集団』が現われる一方で、幼いときから大人の思考と感情を持った人間たちも現われるのだ。信じられないだろうが、彼らは胎児のときからさえ、そのように教育される。5つか6つで一人前の理屈と判断力を備え、13、4歳にもなれば、並の大人を指揮するほどの力を持つようになる。

つまり両極端ということだ。肉体が大人で感情が幼児のようなグループと、肉体はまだ青春期にまでいかないのに、思考と感情が大人を超えるグループ……」


「しかもハンス、それは人間の発育状況だけじゃないのだ。人類と社会のあらゆることが、未来には、そのように両極端に分かれてしまうのだ。

たとえばカネだ。一方には腐るほど大量のカネを持ち、広く高価な土地を持ち、労せずして限りなく肥っていく階級が現われる。貴族とか新しい中産階級とか言ったのはその意味だ。

だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても絶対に浮かび上がれない連中も現われるのだ。

それはカネだけの問題でもない。より正確にいえば、精神の問題だ。限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う『無知の大衆』『新しい奴隷』も増えていくのだ。」


「人間だけではない。国もそうだ。恐ろしく豊かな、労せずして肥っていく国が現われる。他方、何百年かかっても絶対に払いきれないほどの借金をかかえ、水一杯すら容易に飲めない国も現われる。

気候もそうだ。とほうもない旱魃や熱波におそわれる国と、寒波や洪水におそわれる国が出る。災害におそわれつづける地域と、楽園のような地域、人っ子一人いなくなる荒地と、無数の人間が鼻をくっつけ合って生きる都会とが分かれる。

愛もそうだ。特定の男女にだけ、愛と肉体の快楽が集中する。一方、一生に一度の真の愛も快楽も得られない男女も増える。要するに、土地や金や支配力を得る者は、ますますそれを得、支配される者はますます支配されるだけになる。そうだハンス、それが未来なのだ。私の見た未来だ。未来はそうなるのだ……」





公害、臓器移植、アダルトチルドレン、貧富の格差、地球環境の激変…、ヒトラーは1938年以前に100年も先の世を何かを見て、きいていたようです。
以上の内容はもちろん、一部です。



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