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当方の人生と生き方に影響を与えた映画ベスト3 [文化]



プラトーン PLATOON 1986年
1967年9月、大学を中退しベトナム戦争での従軍を志願したクリス・テイラーが、カンボジア国境付近のベトナムジャングルの前線に送られる。ベトナム戦争下の極限状況の中で、組織内の考え方の相違や権力的な争いが味方同士の殺人にまで発展するなど、彼が所属する第2小隊はメンバーを減らしながら追い詰められていく。
慣れない気候風土と行軍、疲れ果てた末に彼が垣間見た戦争の現実とは。

監督が実際にベトナム戦争に偵察要員として従軍していて、鑑賞したベトナム戦争経験者でさえ「確かにあのベトナムそのものだ。」と言わしめた作品。
戦争賛美でも安直な平和追求でもない。敵が憎いわけでもなく、国家のためでもない。除隊される日が来ることを夢見ながら、ただ自分の命をつなぐために疲れ果てた体でひたすら行軍し、時に銃を撃つことを繰り返す死と隣り合わせの日々。

この映画が世に出た頃の戦争映画といえば、いかにもプロバガンダ臭い、見るに耐えない作品が溢れていた中、戦争に対してひたすら客観的な姿勢で純粋に実態を追求した監督の姿勢が衝撃でした。
当方の人生に最も影響を与えた映画です。

音楽 adagio for strings





タイムマシン The Time Machine 2002年
1899年のニューヨークに住む数学と物理学の大学教授アレクサンダー。ある夜に恋人エマと雪積もる公園を散歩中にプロポーズ後、突然強盗に襲われ、抵抗した恋人エマが殺されてしまう。彼はエマの死を受け入れられず、エマが亡くなってしまう過去を変えるため、4年の歳月の末についにタイムマシンを開発する。早速、タイムマシンでエマにプロポーズした日の過去へと遡るが・・・。

とにかく、映像と音楽がとても綺麗です。
時代を反映したアンティーク調のタイムマシンと研究室のデザインもとても好きです。映画ラストのアレクサンダーがいなくなった研究室と彼の友人が帽子を投げ飛ばすシーンの切なさもいいです。

音楽 Eloi - Klaus Badelt





グラディエーター Gladiator 2005年
西暦180年のローマ帝国。帝国内で人望厚い将軍マキシマスが、皇帝アウレリウスより譲位の提案を受けるも固辞する。しかしその事実を知った皇帝の息子コモドゥスが父親である皇帝を秘かに暗殺。コモドゥスはマキシマスに服従を要求するが、暗殺に勘付いたマキシマスが反発したことでコモドゥスに処刑されそうになる。間一髪で危機を脱するも、コモドゥスの部下に家族は惨殺。マキシマスは悲しみと失意の内に奴隷商人に拾われるが、非凡な剣の才能を買われグラディエーター(剣闘士)となる。いつか殺された家族の復讐を果たすことを胸に秘めて。

マキシマス自体は架空の人物ですが、自分の半生に共通部分があるだけに彼の生き様に深い共感を覚えました。歴史題材の映画ですが、難解でもありません。

音楽 Now We Are Free - Lisa Gerrard



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