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「核兵器は人間で実験しろ」 金正日時代と拉致 [裏の真実]

金正日時代と拉致(下)「核兵器は人間で実験しろ」
2011.12.26 08:51 産経

 平壌で外国人専用のホテルといえば、高麗ホテルである。ここで宿泊客たちは北朝鮮の一般住民が口にできないような料理を食べ、外貨を落とす。この何げない行為を、政治犯収容所という北朝鮮の闇の世界が支えていると言われてもだれもピンとこないだろう。

 北朝鮮にはいま、「管理所」という名の政治犯収容所が6カ所あり、合わせて約20万人もの人々が劣悪な生活を強いられているとみられる。政治犯とは、金日成・正日父子を批判した者、反政府の思想的背景をもつ者など、体制に都合の悪い者すべてだ。

 「彼らは自分が何の罪なのかも知らされない。ただ働かされて死んでいく。死体は(収容所の外に)出ないので、存在そのものがこの世から消えてなくなる」

 こう語るのは、脱北者の安明哲氏(41)だ。

 「『3世代まで根絶やしにすべきである』という金日成教示に従って、子や孫も捕らえられる。過酷な生活でだいたい10年も働けば死んでしまう」

 安氏は、政治犯が逃亡しないよう警備する国家安全保衛部兵士だった。1987年から94年まで4つの収容所で勤務したという。

 「南(韓国)で売っている北朝鮮製の蛇酒は管理所で作った。管理所がなければ、北を訪れる外国人の食べる肉も野菜も酒もない。管理所は豚肉、すももなどの果物を平壌の『高麗ホテル』に上納していた。マツタケも採った。管理所がなければ、北の経済は成り立たない。北の(独裁体制の)核心は管理所だ-」


 政治犯収容所は山間部にあり、高さ数メートルの有刺鉄線と電流を通す鉄条網で囲まれている。数十キロ四方の広大な土地に、数千人から数万人単位で人々が収容されているという。

 脱北後、韓国紙の朝鮮日報の記者になった姜哲煥氏は、9歳から19歳まで政治犯収容所に送られた。祖父が在日朝鮮人で在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)幹部だった姜氏は、北に帰国した祖父が「反逆罪」で連行されたことに連座した。

 姜氏が暮らした収容所内には、在日の人々が集められた“村”があった。「収容所では日本向けの仏壇やピアノの製材も行われていた。冬は木材伐採などでバタバタと死んだ。殴られたり蹴られたりしてぼろぼろで、メシを半分に減らされただけで死んでいった」

 金正日総書記は裁判も行わずに自国民を捕らえ、収容所に押し込め、自由を奪った。北朝鮮は外国人拉致、韓国人拉致という国家犯罪を繰り返してきたが、「政治犯収容」も、北朝鮮当局による自国民の「拉致」行為といえるだろう。

 韓国に亡命した黄長●(●=火へんに華)・元朝鮮労働党書記は生前、驚くべき証言をしていた。

 「90年代、新兵器(核兵器)開発の実験のために犬を準備した全秉鎬・軍事担当書記が、金正日から『政治犯を使って人間で実験しろ』と指示されたのを目撃した」

 黄氏の証言を裏付けるような話を、安明哲氏が仲間の姜哲煥氏に漏らしていた。

 2006年と09年の核実験場として知られる咸鏡北道豊渓里には、地下坑道など実験関連施設がある。施設が建設されたとみられる1990年代、咸鏡北道の会寧、鍾城、化成の3つの政治犯収容所から1万人に上る政治犯が「工事要員」で送られたというのだ。

 「安明哲氏が唯一の証人だ。彼は政治犯を選抜して豊渓里に送った張本人だった。『生きて帰ってきた者はいない』とわれわれに話していた」(姜氏)

 安氏自身に確かめたいところだが、現在、行方が分からなくなっている。金総書記の犯罪を闇に葬ってはならない。(久保田るり子)




すごい内容ですが、真実のようです。
北朝鮮では体制を批判したと疑われただけでも、政治犯として、収容所送りとなっていたようです。なかには、中世の魔女狩りのように濡れ衣で送られた人もいるようです。

生活を極限にまで追い詰められて、公共の電線を盗んだ罪で公開銃殺処刑された中年女性。
他人の子供誘拐し、殺害、人肉として売っていた男を公開処刑。
収容所で、口の中に回虫を入れられ、撲殺された男性。

おそらくこれらは氷山の一角でしょう。
豊渓里に送られた1万人もの人々が、地獄から解放されるその時。
地下で最期に見たものとは5000℃に達する眩しい光だったのでしょうか。

今はただ、安らかに眠られていることを祈るほかありません。


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本当の事を民主党議員に伝えて下さい

本当の事を民主党議員に伝えて、北朝鮮関連団体から献金をもらわないように一人一人に伝えて下さい!

これも読んでみんなに伝えて下さい!

http://nkkikin.web.fc2.com/
by 本当の事を民主党議員に伝えて下さい (2012-04-08 22:53) 

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